寝違えの原因を知って
正しく対処・予防しましょう
朝起きたとき、首や肩に痛みを感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。
首がまわせないほどの痛みや可動制限がある場合、「寝違え」を起こしてしまった可能性があります。
寝違えというと「大したことがない」と思う方もいるかもしれませんが、放置すると頭痛や吐き気をともなうこともあるので軽視してはいけません。
また、放置することで治癒の遅れや症状の悪化につながることもあります。
寝違えに悩まないためにも、原因や症状などをしっかりと押さえて対策・予防をしていきましょう。
ここでは、寝違えの原因や症状、対処法・予防方法を詳しくご紹介します。
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目次
このような
お悩みはありませんか?
- 朝起きたとき、首や肩が痛い
- 首が動かせないほどの痛みを感じる
- ある方向に顔を向けようとすると痛みが走る
- 頭痛や吐き気の症状があってつらい
寝違えの原因と症状
寝違えとは
寝違えは、首と背中の筋肉に痛みが発生する症状です。
寝違えは病気で起こる場合もありますが、その多くは首付近の血行不良や頸椎関節の炎症が原因といわれています。
では、寝違えはどういうメカニズムで起こるのでしょうか。
ここでは、寝違えを引き起こす原因とともに、寝違えのおもな症状もご紹介します。
寝違えの原因
人間の身体は不自然な姿勢をつづけると、特定の部分に大きな負担がかかって血行不良を起こします。
寝違えでは、睡眠中に無理な姿勢をつづけることで首付近に血行不良が起こり、そこの筋肉が硬くなって症状が現れます。
また、無理な姿勢によって頸椎関節に大きな負担がかかり炎症を起こすこともあります。
そんな寝違えは、検査を行ったとしても正確な原因がわからないことが多いです。
原因を特定することはできませんが、おおむね次のような理由によって起こりやすいと考えられています。
【長時間の同一姿勢】
通常、人間は意識しなくとも寝返りを打てるようになっています。
しかし、次のようなことがあると寝返りが打てなかったり、回数が少なくなったりします。
●飲酒または疲労
お酒を飲んですぐに寝ると、同じ姿勢を取りつづけやすいです。
また、身体が疲れている状態で寝ると、寝返りが打ちにくくなります。
●いい寝相
一見問題がないように考えられますが、寝相がよすぎると寝返りが打ちにくくなるため、同じ姿勢を取りつづけやすくなります。
寝返りの回数が減ると当然姿勢を変える回数も減り、結果として長時間同じ姿勢になりやすいです。
長時間の同一姿勢による筋肉の阻血は、筋肉の強い張りを招きます。
筋肉が硬くなっているときに急に起き上がった場合、寝違えが発生しやすくなるといわれています。
【自分の身体に合わない寝具を使っている】
枕の高さが高かったり低かったりと相性の悪い枕を常用している場合、首に大きな負担がかかります。
首に大きな負担がかかると阻血が起こりやすいため、寝違えになりやすいです。
また、柔らかすぎるマットレスを使用している場合も、寝返りがしにくくなって寝違えにつながります。
自分の身体に合わない枕やマットレスを使っていると、快眠しにくくなるので気をつけましょう。
病気が原因の場合
寝違えは、次のような病気が隠れている可能性があります。
●頚椎椎間板ヘルニア
椎間板が突き出してしまう病気です。
突出した椎間板が脊髄や神経根といった神経を刺激することにより、しびれや痛みを生じさせます。
首の痛みが引かない場合や手足にしびれが出てきた場合は、頚椎椎間板ヘルニアの疑いがあります。
●関節リウマチ
関節に炎症が発生してしまう病気です。
関節の炎症により、関節に激痛や発熱などの症状が現れます。
関節リウマチは動作時だけでなく、安静時にも痛みが起こりやすいことが特徴です。
首に強い痛みや腫れ、発熱などの症状が出てきたときは関節リウマチの疑いがあります。
特異な症状が出てきた場合は病気の可能性もあるため、早期に医療機関を受診しましょう。
寝違えのおもな症状
●首や肩の痛み
寝違えると、首に痛みを感じます。
また、寝違えによる痛みは首だけでなく、肩にまで感じる場合も多いです。
寝違えの痛みは炎症が原因とされ、いわゆる肉離れと同じように痛みをともないます。
ちなみに、肉離れは外傷に分類されますが、寝違えの場合は外傷ではなく病気に該当します。
肩こりのような慢性化した痛みではなく、突然発生する痛みが特徴です。
●可動制限
寝違えると、可動制限がかかることもあります。
首を回せないほどの痛みが出るときもあり、その際は「顔を左に向けることはできても、右は首が痛くて向けない」という状態になることもあります。
●頭痛、吐き気
寝違えでは、頭痛や吐き気の症状が現れることがあります。
それは、脳に血液が届きにくくなったなったことが原因だといわれています。
阻血によって首の筋肉がこわばると、脳へ血液が届きにくくなります。
脳にいく血が不足した結果、頭痛や吐き気といった症状が起こるという仕組みです。
寝違えの対処法・予防法
寝違えの対処法
寝違えてしまうと首の痛みだけでなく、可動制限や頭痛、吐き気をともなうこともあります。
発症してしまった場合、適切な対処をすることが大切です。
そして寝違えは、寝ているときの無理な姿勢が原因なので、またいつ起こるかわかりません。
発症しないよう、日頃から予防もしていきましょう。
ここでは、寝違えの対処法・予防方法についてご紹介します。
【急性期】
●安静
痛いときに無理に動かすと、症状を悪化させる場合があります。
寝違えた直後は安静にして、できるだけ動かさないようにしましょう。
●アイシング
寝違えには、アイシングが有効です。
アイシングをすることで、筋肉の炎症の抑制が期待できます。
アイシングの方法としては、冷湿布を貼ったり、保冷剤や氷のうを当てたりといったものがあります。
保冷剤を使う場合は、凍傷を防ぐためにタオルやハンカチ越しに患部に当てるようにしましょう。
アイシングの時間は1回10分から15分、頻度は1日数回がおすすめです。
【慢性期】
●首、肩まわりのストレッチ、運動
痛みが緩和してきたら、少しずつ動かすようにしましょう。
動かすことで血行が促進され、筋肉のこりをほぐすことができます。
ただし、無理に動かすと悪化してしまう場合があるので、負荷の軽いストレッチから始めるようにしてください。
●ツボを押す
寝違えに有効とされるツボとして、落枕があります。
手を広げ、手の甲を見てみましょう。
人差し指と中指、それぞれの爪先から手の甲側に進むと、出っ張った骨があるのがわかるかと思います。
その出っ張った骨と骨の合間に位置するツボが、落枕です。
この落枕は寝違えを言い表し、正に寝違えの痛みを緩和する効果が期待できます。
落枕を親指の腹で、2~3分押してみましょう。
上記の方法を試しても痛みが続く場合は、上述した頚椎椎間板ヘルニアや関節リウマチといった病気の可能性もあります。
放置せず、医療機関を受診しましょう。
寝違えの予防法
●深酒をせず、リラックスした状態で就寝する
同じ姿勢を長くつづけると、首・肩まわりの筋肉の阻血が起こりやすく、寝違えにつながりやすくなります。
長時間の同一姿勢には、飲酒や疲労も関わっているので、深酒をしない・リラックスして疲れを取るなどの手段を取りましょう。
●ストレッチを習慣づける
首・肩まわりの筋肉に柔軟性があれば、寝違えしにくくなります。
寝違えを防ぐためにも、首・肩まわりをほぐせるストレッチを習慣的に行って柔軟性を高めましょう。
寝違え予防には、手で頭を抱えて横に倒す動作を左右繰り返すストレッチがおすすめです。
●睡眠時の環境に気を付ける
ソファや床などベッド以外の場所で寝てしまうと、首に負荷がかかりやすくなります。
ベッドでの就寝を習慣化し、首を不必要な負担から守りましょう。
●寝返りを促すような寝具を使う
寝違えを防ぐには、ベッドで寝るだけでは足りません。
ベッドで寝たとしても、合わない枕を使っていた場合は首に負担がかかりやすくなります。
枕の高さが合っていないのであれば、できるだけ早く自分の首に合う枕に変えましょう。
枕は頭と肩が並行になる高さのものを選ぶと、就寝時の筋肉の負担を軽減しやすくなるので寝違え予防になります。
ただし、枕は人によって使用感が異なるため、どの枕にすればいいかわからない場合は、オーダーメイドしたり寝具店の方に聞いたりしてみましょう。
そして、マットレスも寝違えの原因になることがあります。
柔らかすぎるマットレスを使っている方は、程よい硬さのものに変えるようにしましょう。
おけ接骨院 はり灸院【寝違え】アプローチ方法
寝違えは、筋膜が炎症を起こし発生していることが多く10日から2週間程首を動かせない程の強い痛みを生じることもあります。
当院では、寝違えに対して鍼施術でアプローチしていきます。
ほとんどの場合が、2回から3回程度の施術で7割程度痛みが落ち着き、その後は重だるい張っているような鈍痛が残ります。
鍼施術後は2週間程度この鈍痛を低周波療法と筋膜リリースを併施し痛みや鈍痛がない状態まで施術いたします。
鍼施術以外にも痛めた日と原因がはっきりとしていれば、各種健康保険の適応が可能となります。
※保険施術では、発症後10日から2週間は冷却し低周波施術を行い改善を目指します。
また、炎症期では日常生活動作以外の痛みを悪化させるような動き(筋力トレーニングやスポーツやマッサージなど)をお休みしていただき生活指導をさせて頂きます。
リハビリ期では自宅で簡単に出来るストレッチなどの指導も行いますので痛みの改善はもちろん寝違えの予防も期待できます。
著者 Writer
- オオオケ タカヤ
大桶 貴哉 - 所有資格:柔道整復師・鍼灸師
生年月日:1988年10月3日
血液型: O型
出身:東京都福生市
趣味:ゴルフ
得意な施術:ぎっくり腰や寝違えなど激しい痛みを伴う症状に対する鍼施術
ご来院される患者様へ一言
患者様に寄り添って精一杯施術いたします。
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