電気療法

当院では、複数の電気療法の専用機器を取り扱っています。
症状や身体の状態、患者さまのご希望によって最適な機器を選び、施術を行います。

当院で取り扱う電気療法の種類や機材は次のとおりです。

●ハイボルト

ハイボルトは、高電圧を使用した電気療法機器です。
高電圧は深部にアプローチすることができるため、深部の神経に働きかけることで痛みを遮断することができるといわれています。

急性期にも使用することができるため、スポーツでケガをした場合などに痛みを早く解消する目的で使用されることが多い傾向にあります。

 

●EMS

EMSとは、筋肉を収縮させて鍛えることを目的とする電気療法機器です。
表面にあるアウターマッスルだけではなく、通常の筋トレでは鍛えにくいインナーマッスルを鍛えることが期待できます。
そのため、体幹のトレーニングを目的として利用されることが多い傾向にあります。

 

●マイクロカレント

マイクロカレントは、人間の体内に本来流れている生体電流と呼ばれる電流に近い微弱電流を使用した機器です。
生体電流に近い電流を流すことで自然治癒力の向上が期待できます。
膝に水が溜まっているときや、腫れがあるとき、鍼施術のエスパージで使用されます。

 

●立体動態波

立体動態波とは、異なる方向に3つの中周波を流すことで電流のうねりを発生させる機器です。
この電流のうねりが生体組織を刺激することで、痛みの抑制や関節の可動域の改善が期待できます。
そのため、膝の痛みや関節の痛みにお悩みの場合に利用されます。

 

●超音波治療機

超音波による振動を利用した機器で、温熱効果と非温熱効果の2種類を使い分けることができます。
温熱によって筋緊張の緩和や血流促進の効果が得られ、慢性の肩こりや腰痛の改善が期待できます。
一方で、非温熱効果では超音波の振動で細胞を刺激し、自然治癒力の向上が見込めます。

当院ではLIPUSを使用しており、骨折の際には骨のくっつきを高めることや、急性のケガの早期回復が期待できます。

 

●低周波

低周波は浅い部分の組織にアプローチすることができる機器で、急性期からリハビリ期に痛みの改善が期待できます。
保険施術の際に使用されることが多いです。

 

●ES-5000

ES-5000は、ハイボルトやEMS、マイクロカレント、立体動態波など6種類の電気刺激を使い分けられる機器です。
患者さまの症状や身体の状態にあわせた施術を行います。

 

●超音波治療機UST770

2つの超音波技術「ULTRASOUND」と「LIPUS」を融合した機器です。
さまざまな患部に適切な施術を行うことが期待できます。